ジョセフ・マーフィーは、アメリカの作家で、自己啓発書の著者です。彼は、潜在意識に関する研究を行い、その成果を『潜在意識の力』という本にまとめました。この本は、世界中でベストセラーとなり、多くの人々に影響を与えました。
有名な「マーフィーの法則」というものがあります。
これは、「起こるべくして起こることが起こる」というもので、悪いことが起こると考えると、それが現実になってしまうというものです。逆に、良いことを考えると、それが現実になるとされています。
例えば・・・
- バターを塗ったトーストを床に落とすと、高確率でバターが塗られた面が下にして着地する。
- 失敗する可能性のあるものは、失敗する。
- 急いでいるときに限って、赤信号にひっかかる。
- 急いでいるときに限って、電車が遅れている。
- 外出先で何かを捨てたいときに限って、ゴミ箱がなかなか見つからない。
- 間違って電話をかけたときに限って、すぐに相手が電話に出る。
- 何かを探しているときに限って、それが見つからない。
- 何かをやろうと思った瞬間に限って、その前にやらなければならないことが出てくる
- 洗車をすると、雨が降る。
- 傘を買った日に雨は降らず、傘を忘れた日に雨が降る。
マーフィーの法則は、アメリカの航空工学者エドワード・A・マーフィー・ジュニアに由来します。彼は、時には人体を使った実験が行われるほどに危険がある研究プロジェクトに携わっていました。そうした状況で、彼が研究者・作業者への注意喚起として伝えていたメッセージが徐々にプロジェクト外に広がり、「マーフィーの法則」として有名になっていったと言われています。